麻しん抗体検査とは?
麻しん抗体検査は、体内に麻しん(はしか)ウイルスに対する免疫が存在するかどうかを確認するための血液検査です。
はしかは非常に感染力が強く、発熱や発疹、咳などの症状を引き起こす病気です。一度はしかに感染すると、体内ではウイルスに対抗するための抗体が作られ、その後は同じウイルスに対して免疫ができます。また、麻しんワクチンを接種することでも同様に免疫が得られます。
この検査により、麻しんに対する免疫があるかどうかが分かります。具体的には、血液中の麻しんウイルスに特異的な抗体の有無とその量を測定します。抗体が存在すれば、過去に麻しんに感染したか、または麻しんワクチンを接種して免疫ができていることを意味します。
麻しんワクチンを1度も接種したことがない方、または1回しか接種していない方は、まずは「麻しん風しん混合(MR)ワクチン」を接種しましょう。
抗体検査の方法
麻しんの抗体検査は、採血して行います。結果が分かるまでに数日かかりますので早めに検査を行いましょう。
この検査は、風しんウイルスに対する抗体の有無及びその量を血液中から測定します。抗体とは、体内に侵入したウイルスや細菌などの外来物質に対抗するために、免疫システムが作り出すタンパク質のことです。風しんに対する抗体が検出された場合、その人は過去に風しんに感染したことがあり、または風しんのワクチン接種を受けたことにより免疫ができていると考えられます。
検査費用
検査は費用は自費となります。
麻しん抗体検査の結果、風しんの感染を防ぐ十分な抗体がないと判断された場合は、麻しん風しん混合(MR)ワクチンを接種することができます。