インフルエンザとは?
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性の呼吸器感染症です。このウイルスには複数の型が存在し、特にA型とB型が人間に流行をもたらします。インフルエンザは高い感染力を持ち、咳やくしゃみ、会話などによって飛散する飛沫を介して人から人へと広がります。また、ウイルスに汚染された物を触った手で目や鼻、口を触ることでも感染することがあります。季節性インフルエンザは、多くの場合、秋から冬にかけての冷たい季節に流行します。
インフルエンザにかかるとどうなるの?
インフルエンザに感染すると、突然の高熱、強い倦怠感、全身の筋肉痛、頭痛、咽頭痛、乾燥した咳、そして場合によっては鼻水や鼻づまりなどの症状が現れます。特に高熱はインフルエンザの特徴的な症状であり、38度以上に上昇することが一般的です。症状は感染後1~2日で現れ始め、通常、健康な成人では1週間程度で自然に回復しますが、高齢者、幼児、免疫系が弱っている人などでは重症化しやすく、肺炎などの合併症を引き起こすリスクがあります。
適切な休息と水分補給、必要に応じて症状を和らげるための薬の服用が推奨されますが、予防接種や早期の抗ウイルス薬の使用により、重症化を防ぐことができます。
インフルエンザ予防接種
インフルエンザワクチンの接種は、インフルエンザウイルスによる感染症を予防するために接種します。
インフルエンザは毎年冬に流行し、高熱や咳、のどの痛みなどを引き起こすことがあります。ワクチンには、インフルエンザウイルスの一部が含まれており、これを接種することで免疫システムがウイルスに対する防御能力を学習します。
接種後、体はウイルスに対抗するための抗体を作り出し、実際にインフルエンザウイルスに感染した際には症状を軽減または防ぐことができます。
接種するメリット
インフルエンザワクチンを接種すると、インフルエンザによる重症化のリスクを軽減できます。これは高齢者や持病を持つ人、妊婦など、特に重症化しやすい人にとって重要です。また、インフルエンザの感染拡大を予防することで、家族や周囲の人々を守ることにも繋がります。学校や職場での大規模な感染を防ぐことができ、日常生活や経済活動における影響を最小限に抑えることができます。
接種時期
インフルエンザワクチンの接種時期は、一般的にインフルエンザが流行する前の秋から冬の初めにかけてが推奨されます。特に10月から11月にかけて接種を開始することが一般的です。この時期に接種することで、免疫システムが十分な抗体を生成し、冬の流行期に備えることができます。ただし、近年では季節に限らずインフルエンザが流行しています。当クリニックでは、予約制でワクチン接種を受けることができます。
費 用
インフルエンザワクチンの接種は任意の予防接種です。
当クリニックは、桶川市のインフルエンザ予防接種の実施機関ですので、対象者の方は桶川市の助成を受けることができます。
公費接種の対象者
インフルエンザの任意予防接種の助成を受けられるのは、桶川市にお住いの次の方が対象です。接種当日は、桶川市民であることを証明できるものをご持参ください。
<対象者>
- 65歳以上の方
- 60歳以上65歳未満の心臓、腎臓、呼吸器またはHIVウィルスによる免疫機能の障害のある身体障碍者手帳1級の方
<実施期間>
令和6年10月1日(火)~令和7年1月31日(金)
※実施期間以外は自費接種となります。